恋心
「夕飯でも一緒に食うかあー」
そんなメールが届いたのは夕方の事。
何て急な誘いだろうと苦笑いしながらも「分かった」と返信した私。
彼と私は「ツーカーの仲」で腐れ縁的な存在。
彼が急に何かを思いつき行動しだすのは私はもうスッカリ慣れていました。
「んじゃあ、仕事終わってシャワー浴びてから行くわ」という彼。
その時間に合わせて私は待ち合わせ場所に向かいました。
彼の「一緒に食うかあー」は「一緒に飲むかあー」という意味でもあるので(笑)当然電車でやってくると思っていました。
待ち合わせ場所に到着し、キョロキョロと彼を探す私。
するとクラクションの音と共に「おいっ!」と声をかけられました。
あれ・・・?車?
不思議に思いながら車に乗り込むと
「思ったよりも仕事が早く片付かなくて・・・慌てて車できちゃったから飲めねぇや」と苦笑いする彼。
ふと彼をみるとスーツのままでした。
初めて見る彼のスーツ姿にドキリとしてしまいました(笑)
「車だしなぁ・・・ちょっとは‘らしい‘所でもいくかあ」
と向かったのはお台場。
適当にお店を選んでご飯を食べました。
その後少し「フラフラしよう」という彼の提案に乗っかって海沿いを歩いていました。
「こんな時間にこんなところで2人で歩いてたら恋人に見えるかもね」と笑いながら冗談で言ってみたところ
彼は
「こうしたら余計にそう見えるんじゃねえの?」と手を繋いだんです。
もうビックリ(苦笑)
その日以来、私の中で恋心のようなものが芽生えてしまいました。
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